ハワイの12月
ハワイは大まかに言って2つの季節に分かれるそうです。「暑い夏」と「暖かい夏」の二つです。 つまり、日本で冬の時は「暖かい夏」の季節で、丁度気持ちのいい気温で大変過ごし易いです。すずしい朝夕にはカーディガンをはおるくらいです。 先日トマトの苗を買いに行きました。12月にトマトの苗を植えられるなんて、やっぱりハワイ生活は楽しいな・・・と心弾ませて行ったのですが、いつも野菜の苗がおいてある場所は、みんなクリスマス・ツリー売り場になってしまっていました。オレゴンあたりから出荷されてくるものが多く、懐かしいオレゴンの木の匂いを、しばし、楽しみました。 クリスマス・ツリーと呼ぶのは特定の(つまりキリスト教の)宗教色を出してよくないから、ホリデー・ツリーと呼ぶべきだ、なんて言う議論もアメリカではかなり出回っていますが、クリスマス・ツリーがアメリカ人(他の国のことはわからないのでアメリカに特定しますが)の心の中にどれほど深く入りこんでいるかは、日本育ちの私たちには想像以上のものがあります。彼らは物心ついたときから、クリスマスになると居間の中心にクリスマス・ツリーが飾られ、その下にきれいに包装されたプレゼントが並んでいるという、なんとも素敵な光景のなかでクリスマス気分を味わって来たわけですから、ツリーのないクリスマスは、もう、それはとても寂しいものになってしまうのです。 私は数年前、「クリスマス・ツリーは異教の習慣であり、クリスチャンはするべきではないのではないか。」というすごく説得力のあるビデオを見てしまいました。何でもすぐ影響を受けてしまう私は、「今年から我が家はクリスマス・ツリーは飾りません。」と宣言しました。子供たちはもう独立していて家には住んでいなかったのですが、クリスマス休暇で帰宅して来てそのことを知り、私の想像した以上にツリーのないことを悲しみました。彼らはアメリカ生まれですから、ツリーに対する愛着はやはり、とても強かったのです。 今はクリスマス・ツリーに対する私の気持ちは、かなりやわらいで来ました。西欧の文化の中ではぐくまれたクリスマス・ツリーに対する人々の気持ちを、むげに踏みにじることはないと思っています。しかし、やはり、クリスマス・ツリーがイエス様に取って代わってクリスマスのシンボルになってしまっているとすればそれはおかしいです。アメリカでクリスマスがイエス様そっちのけの風潮になって来ているのに抗議して、数年前から「Jesus is the reason for the season」という言葉が教会で言われ始めました。語呂がいいでしょう。イエス様こそクリスマスを祝う本当の意味ですよ、と言う訳です。私もこのことを改めて心にとめ、クリスマスを迎えたいと思います。(終わり) トップページに戻る
by walkwithgod
| 2005-12-16 03:15
| 柚実子からのハワイ便り
|
カテゴリ
以前の記事
2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||