ラムジー夫妻
ジョンベネちゃん殺害の容疑者としてカーという男性がタイで逮捕された一連の報道により、10年前の事件にまたスポットがあてられました。テレビでジョンベネちゃんのコンテスト場での姿がまた何度も映し出されました。ご存知のようにカー容疑者は現場に残されたDNAと一致せずアリバイもあり、警察当局の早まった動きが批判されています。真犯人の発見が待たれます。 ジョンベネちゃんの両親であるラムジー夫妻は娘を殺されたばかりか、自分たちにも容疑がかけられ、マスコミにいろいろ取沙汰されました。どれほどの苦しみだったことでしょうか。 コデイロ師が牧するニューホープ・クリスチャン・フェロシップ教会は、この春のイースター礼拝のゲストとして、ラムジー夫妻を招かれました。その折に、コデイロ師が持っているコネクティング・ポイントという番組のゲストとしても招かれ、それが今回の騒動がきっかけで再放送され、私も見ることができました。 彼らの語ったことで心に残ったことを書きます。 1.ジョンベネちゃん事件の前(何年前かは忘れましたが)上の娘を交通事故で亡くしている。そのあとパトリシア夫人は卵巣癌であることがわかった。この二つの信仰の試練をすでに受け、信仰が強められていたからこそ、ジョンベネちゃんの死やその後のもろもろの試練に耐えることができた。 2.ヨブ記で、最後に神がヨブにすべてのものを倍にして与え祝福した。羊、らくだ、牛、雌ろばの数はそれぞれ倍になった。しかし、子供たちの数は前とおなじで息子7人、娘3人であった。それは、前に死んだ息子7人、娘3人はいなくなったのではなく、天で生きているのだから合計が倍になったのだ、ということを主から教えられた。 3.天国での再会を確信しているので、毎日を生きていくことができた。 パトリシア夫人は卵巣癌から一度癒されたのですが、その後再発し、この放送のときにはもう死を覚悟されていました。しかし、彼女の姿は死を恐れるというよりは、もうじき愛する娘たちや共に苦しみ支えてくれていた母親に会えるという期待と喜びで一杯のようでした。彼女はこの2ヶ月後に亡くなりました。ハワイを去るときに彼らは「このように晴れやかな気持ちになれたのは事件後はじめてです。」というコメントを残されたそうです。(終わり) トップページへ戻る
by walkwithgod
| 2006-09-03 16:41
| 柚実子からのハワイ便り
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