時は迫っている  坂  達 也   2009年11月7日

時は迫っている

                          坂  達 也


 「聖書が何を要求しているかを一言で要約せよ」と言われれば、私は躊躇することなく「創造者の父なる神の御声に聞き従え」であると申し上げます。「聞き従うなら祝福を、従わなければのろいを」(申命記11:27,28)が聖書の単純明快な中心テーマの一つであり、それをこの世で最も忠実に(死に至るまで)実行して私たちのために模範を示されたのがイエス・キリストでした。一方従わねばこうなると言う見せしめを、私たちはイスラエルの長い歴史を通して知ることが出来ます。

 そのことに気がついている人は本当に幸いです。今の時代、世の終わりが刻々と近づいて来ていますが、それは人間が自分の思いで自分のために生きた時代、云ってみれば「個人の野心の時代」が終焉すると言う意味です。このことは、当然ながら、自分のために生きるのが通常の未信者の世界に当てはめられますが、私はそれ以上にクリスチャンに向かってそれを申し上げたいのです。

真のクリスチャンとは

 クリスチャンが今最も厳しく反省しなければならないことは、「自分のしたいことをして、何となく自然体で生きている」姿勢です。クリスチャンと云えども放っておけば自然に流されて「個人プレーのかたまり」のまま人間的に生きてしまいます。そのような生き方の正反対が「主の御声に聞き従った毎日を生きる」生き方です。

 そのためには多くの場合人間が自然に生きる生き方に逆らって生きねばならず、それには大変な信仰による決意と努力が必要です。まさにヨシュア記1:8にある「この律法の書をあなたの口から離さず、昼も夜もそれを口ずさまなければならない。」の「律法の書」を「御心を知りたいと云う願いと祈り」に置き換えて実行することにあると思います。それは主のご計画にのみ従って生きることをとことん「思い詰める」ことです。

 そのような願いと思いで日夜を過ごせば、常に主に飢え乾き、主を求める生き方になるはずです。いや、逆に真に飢え乾く人でなければそのような願いと思いは持てないのかもしれません。いずれにせよ、それ以外の生き方をしている人は主イエスの後を追っている真のクリスチャンとは云えません。この生き方のためにこそ私たちはイエスの後を追って自分の(自分に死ぬ)十字架をかついて生きねばならないのです。そしてこれを実行し本当に主の御声を聞く人だけが主に助けていただいて「死ねる」のであると思います。とどのつまりは、人間関係において「自分に死んで主に生きてもらう」ことをどこまで実行するか、実行できるかの問題ではないでしょうか。 

 イスラエルの民は、自分たちが直接神の御声を聞いて死ぬといけないから、モーセが聞いて民に話してくれるように頼みましたが(出エジプト20:19)、これはある意味ではていのいい「逃げ」であり、現代のクリスチャンの多くも教会生活を通してそうしているのではないでしょうか。私たちクリスチャンは誰でも主の御声を直接親しく聞く特権があるだけではなく、それを実行する義務があり、重ねて申し上げますが、そうしなければ基本的にクリスチャンとは云えないのです。

 今「先を急いでおられる」主はそのような人だけを求めておられます。なぜならそうでない人は使いものにならないからです。主に用いられるかどうかは主の御声に忠実に聞き従うかどうかの一点にしぼられます。

 しかし「何かをする」ことがクリスチャンの究極の目的ではないと反論される方もおられるでしょう。その通りです。私たちは「イエスのようになる」あるいは「イエスを頭とした一つのからだの一部になる」、「イエスの花嫁になる」ことが最終目的です。つまり「すること」ではなく、「なること」です。
 しかし、その最終のゴールに達するためにこそ、主は私たちを召して修行させます。それが主の御用をすることであるわけです。その一番卑近な例が教会形成(あるいは特別な目的を持ったミニストリー)とその運営にあります。主は私たちそれぞれに役割や仕事を与え、それを私たちが逐次御心に従って忠実に実行する時に成果を挙げさせ、成し遂げさせます。実は「・・・になる」ためには「・・・をする」と言うドリルを通して訓練されるのです。

世の中が激しく変わる - ジャクソン師の預言

 オバマ大統領は、アメリカを変えるCHANGEを提唱し圧倒的人気で大統領になりました。そして、ノーベル賞選考委員会までが、彼がアメリカだけでなく世界を変えることを期待して、未だ全く実績のないオバマ大統領を本年度の平和賞受賞者に選んでしまいました。それほど世の中がCHANGEを期待し、むしろ焦っていることがこれでよく分かります。そのオバマ氏は今やっきとなって「世直し」をしようとしていますが、あの手この手と打つ手がほとんど総てうまくいっていないようです。
 それはなぜなのか?一言で言えば、彼はすべてを人間的に変えようとしているのであって「神の御声に聞き従う」ことを全くせず、それとは正反対のことをしているからであると云えます。

 先程神は「急いでおられる」と言いましたが、オバマ大統領もその中に含まれます。「アメリカ国民が神に頼る代りに、そんなに人智によるCHANGE を望むなら・・・」と、神は今国民が選んだオバマ氏にやらせて見て、人間の知恵がどんなに浅はかなものであるかを「急いで」世界に見せようとしておられるように思います。オバマ大統領の人気は急に落ち始めました。そして世の中はよくなるどころか、どんどん悪くなっております。

 先回私はチャック・ピアース師の預言をご紹介しましたが、師は8月22日に当HPに掲載したメッセージの中で「経済的シフトが8月の終わりまでに起こるのに気をつけていてください。8月24日から10月17日の間に、金融システムに大いなる変化があるでしょう。銀行のシステムの変化はまだ全部完了していないことに注意してください。これから構造的なシフトが加速度を増して起こります。政府機関は人々の見ている前で再編成されて行きます。」と言いました。この預言はその通りとなり、2009年10月末現在のアメリカの中小銀行の破産が106行に達し、その上破綻の可能性がある不良銀行が現在400以上もあるとのことです。昨年の主に大手銀行の破綻28行に続いて、金融界の膿みはまだまだ出ることがこれで暴露されました。それにも増して、国の財政赤字が急増していることや、失業率が遂に10月末で10%を超えたと発表されたことなど、不況の深刻さに米国民の不安と不満は募る一方です。

 さて、ここで「2012年が大変重要な年となるとくりかえし神から示された」と云われるジャン・ポール・ジャクソン師の預言をご紹介します。彼はこの数年来、神から夢・ビジョン・祈りの中での啓示を通して2008年からの10年間に起こることへの預言をDVDに収めて表しましたが、その中で彼は、これから世界は宗教、政治、経済、戦争、地球物理学的天然現象と言う五つの面で大いに変化が起こると言っております。要約しますと、

1.自然現象面: 上空のジェットストリームに変化が起き、気象天候が変わる。場所によっては水が貴重になりガソリンより高くなる。(アモス4:7)風速80メートルの巨大なハリケーンが起き、その範囲は直径800キロに及ぶ。処によって24時間に600ミリの雨量。ソフトボール大の雹、巨大な竜巻、又前代未聞な地震と火山活動が起こる。太陽の周りにバブルが現れ危険な太陽光線を浴びて人々は今までにない皮膚病で苦しむ。疫病が世界的に蔓延する。地球の磁場の異変によりサテライト、ケーブル・テレビの通信不能、飛行機の運航に支障が出る等大きな問題を起こす。

2.政治・戦争:米国の海岸都市に核爆弾が落ちるのを見た。アフガン、パキスタンを含め世界的にテロ活動がより激しくなり、イランとイスラエルの確執はロケット弾の打ち合いとなり、中東での反イスラエル活動が激増する。旧ソビエト・ロシアが再び台頭し、中東問題、世界政治を扇動し世界戦争への不安を画策する。それは自国の石油の値上がりを意図して経済回復を謀ろうとするため。オバマ大統領暗殺がアラブ人によって謀られる。アメリカは他国を助ける余裕はなくなり世界中から軍隊を撤退、救援救助が出来なくなる。2024年にはイスラムからアメリカの大統領が選ばれるか、その可能性がある。

3.経済:は悪くなるが、一時的に小康状態の期間がある。その時クリスチャンは出来るだけ借金等身辺整理をすべき。そして再びより深刻な経済破綻が来る。アメリカの大型ショッピング・モールの半分以上の店が閉じられ閑散とするのが見えた。深刻な食糧不足。失業者の増大が今までにないような市民暴動を起こす。都市部では生活できず多くが田舎に移動。自給自足を図るため、ある処では道路のアサファルトが掘り起こされて農地になるのを幻で見た。アメリカのドル価値は下がりカナダ・メキシコ貨幣と同等のユーロに似た新貨幣体制が出来る。政治・経済面での腐敗が増大、より大きな混乱。

4.宗教:真の信仰が問われる時が来た。既成の多くのクリスチャン教会が破産し、主を個人的に求める家の教会が増える。アメリカにおいてもイスラム教徒が増大、アメリカの学校はクリスチャンの祈りは禁止され、イスラム教の祈りが取って代わる。

 これは明らかに世の中が大きく変わり、いよいよ黙示録に書かれている終末の艱難時代に急速に移行してゆくことが示されております。主から2012年が特に示された理由はよく分からないとジャクソン師は言いますが、最近ボブ・ジョーンズ師も「2012年まで生き残りなさい。」と云い(リック・ジョイナー師の記事にありました。)、昨年ジョーンズ師は「2012年までには新しい(現代の)使徒たちが現れ、確立される」という意味のことを語っておりましたので、この年が特別の、大きな転機の年となることが預言的に示されているようです。

 そこで、艱難時代に突入するに当たってクリスチャンはどうなるのかと言う疑問が起きますが、それに対してジャクソン師を含めた多くの「パーフェクト・ストーム」の預言者たちは、真のクリスチャンは守られるだけでなく、主の特別の任務(ミッション)を受け、それを自覚し、主の命令に従う人たちは大いに主に用いられると言います。私は主の御声に従う人こそ「使徒的な人たち」であると信じます。そのような人たちを2012年には主が明らかにされると云う意味なのでしょうか。

ドアは閉ざされる

 そこで思い起こされるのはノアのお話です。創世記 7:1で 「主はノアに言われた。『さあ、あなたとあなたの家族は皆、箱舟に入りなさい。この世代の中であなただけはわたしに従う人だと、わたしは認めている。…』」(新共同訳)と言われました。そして16節で「入ったものは、すべての肉なるものの雄と雌であって、神がノアに命じられたとおりであった。それから主は、彼のうしろの戸を閉ざされた。」(新改訳)と書かれています。これは神が、今本当に神に従う人を「神の住まい」である箱舟(契約の箱に通じる)に迎え入れ、その後ドアが閉められると言われているのではないでしょうか。

 同じことがマタイ25章にも書かれております。十人の娘のうち、賢い油を十分用意していた五人だけが花婿と共に入り、その後戸が閉められました。
 
 このお話の意味するところを皆さんはどのように理解されておられるでしょうか。その「ドアが閉められる時」がもしかすればそれほど遠くない時期に来ているのかもしれません。(終わり)

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by walkwithgod | 2009-11-07 07:35 | 坂達也からの今月のメッセージ
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