祈りの歩行とトランスフォーメーション  坂 達也   3月30日

祈りの歩行とトランスフォーメーション


1995年、日本にヘンリー・グルーバー師ご夫妻を最初にお連れしてから10年が経ちました。この間私たちは、師と共に毎年二回から三回各地の教会を訪れ[罪を赦す祈りの歩行]のミニストリーを日本全国で展開して参りました。
しかし正直なところ、一部の地区とか教会を除いて、その祈りの歩行の目立った永続的な成果というものが眼に見える形では現れないためでしょうか、一度は地域の歩行を実行し始めたものの、やがて祈りの歩行に興味を失ってしまった教会がほとんどであると言っても差し支えないと思います。グルーバー師と私は何度も落胆し、神様が私たちを日本に遣わされた目的は一体何だったのだろうかとお互いに問うたことも幾度かありました。
 しかし今やっと、私たちの日本における「祈りの歩行」の目的と意義が、主によってはっきりと示されたという思いが致します。それはトランスフォーメーションというムーブメントが世界的に起こり始めたからです。日本にも紹介されつつあり、多くの教会が今このムーブメントに対し真剣に興味を示し始めております。

世界的なトランスフォーメーションの推進者であるエド・シルボソ師は祈りの歩行の重要性を次のように強調します。
 「イエスのためにあなたの街(の救われていない魂)をどのようにリーチアウトするのか?」その答えは、先ずその町の霊的空気を変えねばなりません。そのために、街全体を――総ての通りから通り、町の区画のブロックごとに、隣近所から隣近所まで――くまなく街全体をカバーする祈りの覆いをかけるのです。それは1テモテ1:15-2:8にある命令を実行することであり、組織的に一貫して繰り返す祈りをするのです。歩きながら、主の平安を語りかけ(ルカ10:5)、聖書全体を声を出して読み、あるいは預言的行為として、街の門と思われる多くの所で祈る、又、総ての学校のキャンパスで祈りの歩行をすることです。」

師は「街の霊的空気を変える」ことはトランスフォーメーションが起こるための必須条件であると強調しています。

 又、著名な預言の指導者グラハム・クック師も街の霊的空気を変えることの重要性を強調しています。師は教会の管轄地域は少なくとも年4回、教会の会員によって祈りの歩行をすべきであると言い、要塞を砕くために、あるいは祝福を得るために、油を注いで場所を清めることを勧めております。霊的空気を変え、敵を払拭する効果的な方法は、出来るだけ多くのクリスチャンが集団で集中して祈ることであると言っています。

 祈りの歩行は、敵との霊的戦いにおいて最も有効かつ重要な攻撃の手段ですから、敵を完全に制覇するまでは、その攻撃の手を決して緩めず、執拗に繰り返し攻撃する必要があります。第二次大戦で日本が敗戦したのは、何よりも圧倒的なアメリカ軍の物量作戦によってであると言えます。末期において、日本の大都市は何度も何度も後を絶たないアメリカ空軍のマス空爆を受けて弱り果てました。
 私たちだけの経験からしても、日本で今まで一番足繁く訪れているのは沖縄です。この10年間にグルーバー師と私たちと併せれば、少なくとも年2回ずつ沖縄を訪れて参りました。特に最近の数年、グルーバー師は沖縄だけに年一回訪れ、集中して祈りの歩行をして来ました。そして、その結果が今はっきり現れつつあります。勿論私たちの働きだけの結果ではありませんが、沖縄の霊的空気がはっきり変わって来ているのです。(間もなくこの春のグルーバー師訪問による沖縄レポートをご報告します)

そこで、私たちは皆様の街にトランスフォーメーションをもたらすために、改めてもう一度[祈りの歩行]の重要性を見直していただきたいと思います。特に皆様の地域の霊的空気を変えるためには、出来るだけ多くの人で、出来るだけ頻繁に歩いて祈る、つまり歩行の「量」がものを言うとすれば、一つの教会が孤立してその地域を歩くだけではなく(頻度を高めれば効果は十分ありますが)、むしろ同じ地域で牧会する、出来るだけ多くの教会と手を取り合って団結して歩行することによって、より以上の効果を上げることが出来ると思います。
又、地域の教会が団結して祈りの歩行をすることによって、「地域の教会が一致する」と言うトランスフォーメーションへの必須条件も満たされることになります。

 
最近報告されましたが、最初にトランスフォーメーションが起こった都市であるコロンビアのカリでは、あれだけ大きなリバイバルが起こって街全体がトランスフォーメーションされたにもかかわらず、10年後の今はクリスチャン人口が僅か10%弱に落ち込み、トランスフォーメーションの町とは似ても似つかない街になってしまいました。この間、当時の中心的指導者であったジュリオ・ルイーバル師が暗殺されたのをはじめとし、10人以上の中心的リーダーが次々と死んで行ったそうです。
どうしてそうなったのでしょうか。その第一の理由として明らかなことは、その街の人たちが敵の反撃を許してしまっていたことに原因があると信じます。つまり、「高いところ」(Ⅱ歴代誌20:33)が取り去られていなかったからではないでしょうか。戦いにおいて、敵サタンの要塞を一つ一つ完全に取り除く重要性がここにあると思います。グルーバー師の祈りの歩行の特徴の一つはこれです。

 しかし、それに加えてもう一つ重要な要素があると思います。今まで世界中で起こったどのリバイバルを見ても、総て線香花火のように数年で消えて行きましたが、それはなぜでしょうか。私たちの最終目標は永続的トランスフォーメーション(神の王国)を確立することにあります。そのためには私たちクリスチャン自身が先ず抜本的に変わる、つまりトランスフォームされなければならないと思います。そうでなければコロンビアのカリの街と同じ轍を踏むことになるでしょう。
それでは、私たちがどのようにトランスフォームされなければならないのでしょうか。それは、私たちは忠実な王国の戦士ですから、王の命令を毎日はっきりと受け取り、総司令官である王と緊密なコミュニケーションがとれるようになることです。
私は最近つくづく感じさせられていることは、クリスチャンが毎日主との深い霊的な交わりを持つこと無くして、最終的な勝利を得ることは至難な業であると言うことです。主と個人的に親しい間柄にならなくて、どうして主の思い、主の御心(命令)が分かるでしょうか。
「キリストのからだ」=教会が完全に一致出来るのは、お互いからだの部分(器官)同志が一致協力するからではなく、それぞれの器官が司令官である「頭」の心や思いと一つになり、忠実にその命令に従うからです。

イエス様は宣教を開始して以来、徹底して「御国」(キングダム、神の王国)のミニストリーを説かれ、それをご自身で実行されただけではなく、それを私たちクリスチャンが実行出来るように弟子訓練をされました。この御国のミニストリーとは、神が人間を用いて直接すべてを支配される「アダムへの命令」(創世記1:27,28)の回復・実行・成就以外の何物でもないと思います。

ところで、私たちは今ホノルルの小さな教会に所属し、トランスフォーメーション・ハワイ(発足して2年)と言う大きなビジョンと目標の元に、身近な私たちの地域である「チャイナタウン」(商いと悪の巣窟)にある他のクリスチャン団体と共に「祈りの歩行」を始めました。最終的には「チャイナタウン」に隣接するホノルルのダウンタウン(政治・経済、企業の中心地区)に歩行の足を進め、次にワイキキ地区、そして島全体に広げて行く計画です。(終わり)


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by walkwithgod | 2006-04-04 14:12 | 祈りの歩行のミニストリー
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