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荒れ果てた「ゆずりの地」(相続財産)を回復する(2) ポール・キース・デイビス 1月30日

荒れ果てた「ゆずりの地」(相続財産)を回復する(2)

ポール・キース・デイビス



栄光に満ちた領域

今世代において未だかつて経験したことのないレベルの栄光が集会の上に臨むでしょう

イザヤは、大いなる暗闇で天の光が義人の上に輝くと預言していますが、今私たちは歴史上そのシーズンにまさに入ろうとしています。今まで秘められていた御国の奥義を語るとき、私たちは真理の御霊によって輝くのです。イザヤ60:1−3でこう宣言されています。

「起きよ。光を放て。あなたの光が来て、主の栄光があなたの上に輝いているからだ。見よ。やみが地をおおい、暗やみが諸国の民をおおっている。しかし、あなたの上には主が輝き、その栄光があなたの上に現われる。国々はあなたの光のうちに歩み、王たちはあなたの輝きに照らされて歩む。」

終わりのとき、主は主の御民の上に深い臨在や大いなる栄光を くださり、それによって 救いのみ業を国々に証しされます。
恵みにより救われた罪人に、このような召しと責任が与えられるとは、まことに驚きです。ダニエルが預言したように「多くの者は、身を清め、白くし、こうして練られる。。。。思慮深い人々は悟る」のです。(ダニエル12:10)

この人々は、「私たちの中におられるキリスト、栄光の望み」という奥義を理解する者たちでしょう。この精錬するというプロセスを通してのみ、私たちは自分を破滅させずに地上で主の栄光を現すことができるのです。今通されているプロセスが、自分が整えられ準備されるためであることを正しく理解するならば、主から召されているのだという希望を持つ事ができます。もしそれが理解できないと、失望したり、希望をなくしたり、自分は失格者だと感じてしまうでしょう。

この現実を正しく把握せねばならないもう一つの理由は、21世紀のために備えられているものを受ける鍵を、祈りととりなしのミニストリーが受け取るようになるためです。祈り、賛美、預言的宣言を通して私たちはこの実現のために戦うでしょう。人間の肉的な努力ではなく、私たちの信仰が活性化され、御霊の啓示と神の計画とに一致して語る(宣言する)ことによってそれは達成されるのです。ヨブ22:26−28に書かれています。

「そのとき、あなたは全能者をあなたの喜びとし、神に向かってあなたの顔を上げる。あなたが神に祈れば、神はあなたに聞き、あなたは自分の誓願を果たせよう。あなたが事を決めると、それは成り、あなたの道の上には光が輝く。」

最終的に、神の栄光の現れの結果として、教会史上経験したことのないほどの魂の大きな収穫が起こるでしょう。それはアメリカだけにとどまらず、その他の地上の国々へのメッセージとなるでしょう。また、それは人間の組織によって運営されたり支配されるのではなく、聖霊のリーダーシップによって行われるでしょう。

栄光は分別する

コラの反逆は、神の栄光が現れた時に裁かれました。民数記16:19−21に書かれています。
「コラは全会衆を会見の天幕の入り口に集めて、二人に逆らわせようとした。そのとき、主の栄光が全会衆に現れた。主はモーセとアロンに告げて仰せられた。『あなたがたはこの会衆から離れよ。わたしはこの者どもをたちどころに絶滅してしまうから。』」

コラの反逆が神の栄光によって裁かれたと同じに、反逆の種は私たちの中で、個人的にもキリストの身体としても分別されるのです。神の栄光が現れるところでだけ、汚れたものから清いものを分離することができるのです。

この世の圧迫と混乱は、完成され主の御国が現れる準備がこの時代に整うにつれて、ますます大きくなるでしょう。光と闇との対決もまた、悪が増大するにつれ激しくなって行きます。それと同じように光の子たちは、主のあがないの業による救いと希望をこの世に伝えるべく応えなければなりません。

最近私は啓示的な幻でこの現象を見ました。幻で私は地獄の内部の扉が開いて大勢の悪霊が出てくるのを見たのです。その中のいくつかはその特徴で識別することができました。一つはアドルフ・ヒットラーのような容貌であり、もう一つはジョセフ・スターリンのようでした。これらは歴史上の暴君を通して働く悪霊だと信じます。

これらの悪霊どもが人々の前に現れ、今世代では未だなかった暗黒と邪悪の中を歩むようにとある者たちを訓練しているのを、私は見ていました。それはあたかも終わりの時代に関していにしえの預言者たちが語った、暗闇のマントルを受け継ぐようにと選ばれ力を与えられた者たちのようでした。

これが起こっているときに、私ははっきりとした声が「光の子たちも同じように応答せねばならない。」というのを聞きました。この戒めと共に、終わりの時の対決のために整えられた天使たちが天から下ってくるのが見えました。彼らもまた、啓示と力のマントルの中を歩む人々を訪れて訓練する任務を与えられていたのです。

光と闇の対決

義と平安と喜びが特徴である主の御国は、勝利を勝ち取るキリストのからだのうちでますます大きくなりますが、暗闇もそれと平行して大きくなります。この世にいる間、私たちはこの世の霊に属さないようにと戒められています。闇が深くなればなるほど光は明るく輝くのです。

神の御霊の働きに自分を委ねた者たちは、義において成長しますし、また、次のことが起こります。
「そのとき、正しい者たちは、天の父の御国で太陽のように輝きます。耳のある者は聞きなさい。」マタイ13:43

過去数百年の教会の歴史の中で、数知れない霊的ブレイクスルーがあり、それによって次の世代は変えられてきました。神はマルチン・ルターを用い、義人は信仰で生きるという真理を確立するために、彼にブレイクスルーの油注ぎを与えました。

ルターに続いて、ジョン・ウェスレーやその他の人々がブレイクスルーの油注ぎを受け、聖化のメッセージをしたので、クリスチャン生活のあるべき姿に関しての今日の理解を変えました。次にはウィリアム・J・シーモアとアズサストリートのアウトポアリングによるブレイクスルーを経験しました。その次にはウィリアム・ブランハムと後の雨のアルトポアリングによるブレイクスルーがありました。

現在私たちは、主がされたのと同じ業を、キリストの身体のメンバーが息子、娘として現すようになる、もっともすばらしいブレイクスルーがまさに始まろうとしている地点に立っています。これからの数年はびこるであろう暗闇と邪悪を除くためには、この方法しかないのです。今私たちがしなければならないのは、このために自分を整える機会をしっかりと捉え、この責任ある任務につく資格を得ることです。

今世代は、今までになかった大いなる恵みが現されるのを見るでしょう。それがもうすぐ現実となることをすべてが指し示しています。この世代は「恵みあれ、恵みあれ」と叫びながら出現するでしょう。

将来のヴィジョン

聖書は真の霊的知識がない時に人類は滅び、ヴィジョンがないと人々は押さえが利かなくなり秩序がなくなると強調しています。ですから、啓示の御霊を持つことは、今の終わりの時に主の御計画のために働くためには絶対に不可欠なのです。

私たちひとりひとりにそれぞれのはかりで信仰が与えられています。そしてその信仰を永遠に霊的価値があるもののために用いるには、霊的ヴィジョンが必要です。主は今のシーズンに新鮮な啓示の油注ぎを与え、明確さ、洞察力、主を知る真の知識を私たちが持つようにしてくださっています。これによって私たちは来るべき戦いのために聖別されていくのです。

最近、私は聖霊が「物事はお前に見えるように見ることも出来るが、また、真の姿を見ることも出来る。」というのを聞きました。この戒めは、私たちが物事を天国の視点で見始めるようにとチャレンジしています。これはエリシャがしもべの目を開いてくれるようにと祈ったときと同じ経験です。啓示の油注ぎが与えられると、エリシャのしもべは山々が敵の数に遙にまさる天の軍勢で満たされているのを見ました。その途端、彼の見解は恐れから信仰へと変わりました。それは霊的ヴィジョンにより彼は神の視点から物事を見るようになったからです。

リーダーたちは、人々が天からの啓示を受けながら生きるように訓練し整えるために、多くの機会と恵みが与えられていることを、どんどん理解するようになるでしょう。そしてこれは、真の預言と偽りの預言とを判断して裁くという大切な任務を与えられる人たちの働きと共に押し進められるでしょう。

今「占拠する」という油注ぎが私たちの中に与えられています。ブレイクスルーすることは大切ですが、敵が去ったあとの土地を占拠することもおろそかにできません。私たちがいろいろな都市や地域を勝ち取ろうとする時は、占拠の計画を立てそのために働かねばなりません。私たちには霊的啓示を与えられた領域を占拠する権威と支配権が与えられています。イエスは次のように言っておられます。

「汚れた霊が人から出て行って、水のない所をさまよいながら、休み場を捜します。一つも見つからないので、『出て来た自分の家に帰ろう。』と言います。帰って見ると、家は、掃除をしてきちんとかたづいていました。そこで、出かけて行って、自分より悪いほかの霊を七つ連れて来て、みなはいり込んでそこに住みつくのです。そうなると、その人の後の状態は、初めよりもさらに悪くなります。」ルカ11:24−26

今のシーズンはキリストのからだを動員して占拠する計画を立てる重要性を示しています。次のシーズンには大いなる恵みが与えられて、霊的ヴィジョンが与えられた土地を恐れずに勝ち取り占拠するリーダーたちが訓練され整えられるでしょう。

かつて偉大な霊的勝利を経験した多くの場所が、今は悪の巣窟になっているのを発見することは悲しい事実です。しかし、今のシーズンに与えられている恵みは、その地を奪回し、この約束を主に思い起こしていただくことです。

「いなご、ばった、食い荒らすいなご、かみつくいなご、わたしがあなたがたの間に送った大軍勢が、食い尽くした年々を、わたしはあなたがたに償おう。」ヨエル2:25

前を見つめよ

私たちの友人であるボブジョーンズは、最近夢の中で次にように主から告げられました。「過去の栄光を固く守っている者たちは、現在の栄光の顕れをほとんど持つ事ができない。なぜならば彼らは消えさるものにだけ焦点を当てているからだ。」

「もし消え去るものにも栄光があったのなら、永続するものには、なおさら栄光があるはずです。このような望みを持っているので、私たちはきわめて大胆に語ります。そして、モーセが、消えうせるものの最後をイスラエルの人々に見せないようにと、顔におおいをかけたようなことはしません。しかし、イスラエルの人々の思いは鈍くなったのです。というのは、今日に至るまで、古い契約が朗読されるときに、同じおおいが掛けられたままで、取りのけられてはいません。なぜなら、それはキリストによって取り除かれるものだからです。」第二コリント3:11−14

過ぎ去った日々の消え去っていく栄光を遵守する人たちは、間違った見解に縛られているのであり、これから起こることを理解していません。確かに私たちは過去に起こったことを土台とするのですが、過去のアウトポアリングやリバイバルにばかり心を奪われていてはなりません。地平線上に何か新しくて新鮮なものがあり、それは天からの栄光のすばらしいさをずっと示し続けてくれるのです。

主の御霊があるところには自由があります。過去を振り返ってばかりいないで、来るべき大いなる栄光を待ち望むべきです。御霊は、過去の束縛から解放し自由を与え、主に安息する栄光ある未来への希望を与えてくれます。今聖霊は、人々が自由に生きるようにと働いていてくださり、人々を整えていてくださいます。

暗黒ではなく光に焦点を当てよ

敵に焦点を当てるのではなく、主が今用意されている事にもっと焦点を当てる必要があると、主は今私たちを訓戒しておられます。祈りととりなしをもって敵に打ち勝つために、敵の策略を知ることのメリットはありますが、今世代のための天からの約束をしっかりと見つめることこそ絶対に必要です。

この世のニュースメディヤは、人々の心に恐れと不安の種を蒔く道具になっています。又、終末を強調するミニストリーの中には、人々を整えるために光が送られるということをあまり説明しないで、今の世の暗闇ばかりを強調しすぎるものもあります。しかし、闇が深いところには、恵みも満ちあふれるのです。

神の民の上に注がれる啓示の油注ぎは、これからくる暗闇を予見することができます。しかし、それと同時に今までなかったほどの恵みと栄光が与えられることも見ることができます。私たちは暗闇にだけ心を向けるのではなく、神の偉大さの現れを期待して喜んでいるべきです。光は常に暗闇に勝利するのです!今私たちは大きな暗闇の時に生きていますが、光に焦点を当てて生きるようにというのが私たちへの主からの命令です。起きよ。光を放て。あなたの光が来たのだから。(終わり)


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by walkwithgod | 2009-01-30 17:31 | アメリカからのメッセージ
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